No.006 イタリアンネーム

これまでにただの一度も嫌な顔をされたこともなく、むしろお店の人と話がはずむことのひとつ。


「自分の名前のカクテルを作ってもらうこと」


私は自分が提供するサービスビジネスで、とあるイタリアンネームを使用して活動しているのですが、その名前をお伝えして、お任せでカクテルを作っていただくことを密かな楽しみにしています。


イタリアの海にちなんだ名前なので、ヨーロッパの地図がわかる人ならおそらく青いカクテルを作るでしょう。実際これまで7割がブルーでした。人によって、そのブルーの色もそれぞれで、深い青だったり、エメラルドグリーン寄りだったり、グラデーションになっていたり、炭酸の泡が綺麗だったり、とにかく楽しめます。


残りは、赤が1回、ゴールドが3回、です。

赤は、私自身を見て作ってくれたとのこと。

「儚い」「優しい」「ゆるい」イメージではない私は、『赤が似合う』と言われて大きくなりました。似合うと言われたので、カーディガンや靴など、ポイント使いすることが多かったです。だからすごいなと思いました。そしてカクテルの味は、赤いけれどレモンの風味がきいていて南イタリアを感じる味でした。


そして、そのイタリアンネームはイタリアのヴェネチアと縁が深いのですが、ヴェネチアは街のシンボルが金のライオンであり、歴史的に金色にとても華やかに、世界最強レベルに栄えたところです。ゴールド色のカクテルを作ってくれたバーテンダーは、全体に感じる「ゴージャス感」とおっしゃっていたので、これも褒めてもらえているようで気分が良かったです(笑)どれも泡が美しく、味はすっきりしたシンプルなものでした。


ここ数年、ワインやビールを原液摂取すると翌朝「手や腕が激痛」になるので、果汁や炭酸で程よく割ってくれるカクテルがちょうど良いです。目で見て美しく、宝石のようなカクテルは素敵な絵画を見たり音楽を聴いているのと同じ感覚で楽しめます。


日本人の本名でカクテルを作ってくれというのはなんだか本当に図々しいと感じますが、活動名のイタリアンネームは聖人名ではなく地名由来なのでこういうことをしてもあまり嫌味にはなりにくいかな?と思います。


たまに機会があるとやっている愉しみのひとつです。

素敵なバーにどなたか連れて行ってください。


maki

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